『プロボノ消防志』スタート
2020年11月9日<119番の日>
一般社団法人 プロボノ消防志の活動を開始します。
プロボノ消防志とは
【プロボノ】は、ラテン語で「公共善のために」(=Pro Bono Publico)
社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門的知識を生かしたボランティア活動
を指しています。
【消防志】は、消防の志(篤い心)を持った仲間のこと
消防官は「人を助ける」という思いを常に持ち、その職にあたっています。
また、この思いは消防官だけが持っているものではありません、
消防の志を胸に、「人を助ける」活動を行っているすべての人が【消防志】です。
目的
【人を助ける】
消防の志(篤い心)を持って、みんなの街をより住みいい場所に創りあげるお手伝いをする。
それが私たちプロボノ消防士の活動の目的です。
活動
1.消防志のスキルアップとフォローアップ
災害現場でよりよい活動をするためには、高度な活動スキルを身に付けておくことが必要です。市民が安心して暮らし続けるために消防活動のスキルアップの場を提供します。
日本には約16万人の消防官、約84万人の消防団員、また多くの消防への協力者が街の安全を守っています。消防志が元気に活動をするために、情報交換や仕事環境の整備、メンタルヘルスの支援を通して「人を助ける」人のフォローアップを続けます。
2.消防志による社会貢献
災害活動のために身に付けたスキルは消防志自身のためのものではなく、国民のみなさんのためのものです。
このスキルを災害活動という限られた現場だけでなく、普段の暮らしの中での備え、長引く災害復興への救援として提供します。
町火消しに始まった日本の消防
消防の歴史を重んじ、その心意気を受け継ぎつつ、
社会の進化にも適応できる未来の消防に繋げていくために、
私たちは消防志自身、そして消防志による街への貢献をサポートし続けます。
プロボノ消防志を運営するスタッフの多くは現役の消防官でもあります。
経営企画や事業展開、総務管理など、学び積み上げていくべきことが山積していますが、
未来の消防のあるべき姿を実現していくため、
よりよい社会づくりに貢献するため、
全員一丸で精一杯の努力を継続し、結果を示し続けます。
スタートしたばかりのこのチームを日本の消防発展の一翼を担える組織に育て上げることが私たちの目指すところです。
どうか、皆様の篤いご支援そして熱い叱咤激励を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2020年11月9日
一般社団法人 プロボノ消防志
共同代表理事 木家 浩司
共同代表理事 田邉 和義